吹割の滝(ふきわれのたき)は、群馬県沼田市の片品川にある滝です。
吹割瀑
群馬県沼田市利根町追貝
片品川の本流にあり、左岸側から流入する泙川と栗原川の間の位置です。
栗原川合流点より吹割瀑までの間は、深いV字谷となっています。
そして、V字谷に向かって三方から利根川水系の河川が流れ落ちています。
900万年前の火山噴火による大規模火砕流が冷固し、片品川の流れに侵食されてできたものです。
河床の岩盤の柔らかいところが侵食され、多数の割れ目を生じその中の大きく割れたところが滝となりました。
あたかも巨大な岩が吹き割れたように見えるところから、吹割の滝と呼ばれています。
吹割瀑より浮島付近までは、広い河床を形成しています。
河床は千畳敷と呼ばれ、河床には甌穴(おうけつ)という円形の穴が多いです。
1936年に旧文部省より、吹割渓ならびに吹割瀑として、天然記念物および名勝に指定されました。
吹割渓谷は片品渓谷ともいい、奇岩が1.5kmに渡って続いています。
天然の造形岩は、滝周辺には屏風岩、般若岩、獅子岩などと呼ばれます。
吹割瀑は東洋のナイアガラとも呼ばれ、河床をU字に削る形で流れ落ちる全国でも稀少な滝です。
河床を割くように流れ、そこから水しぶきが吹き上げる様子から名付けられました。
幅は30m、高さは7mで、岩盤の割れ目にしぶきを上げて水が流れ落ちるさまは見事です。
常時水量が大変多く、水難が多発しています。
また、水の侵食により1年間で約7cm上流に向かって遡行しています。
将来的に、瀑布は上流に移動することになるそうです。
観光用に遊歩道が設けられていますので、徒歩で向かうことが可能です。
滝つぼには、竜宮へ通じているという言い伝えがあるそうです。
竜宮と交流があったときに借りたまま返せなかった、お膳とお椀が保存されているのだとか。
3カ所に観瀑台がありますので、さまざまな位置から渓谷美を楽しめます。
とりわけ、秋の紅葉シーズンは観光客にも人気です。
遊歩道での散策所要時間は、1時間ほどです。
夜間は通行止めになるほか、12月中旬から3月下旬の冬場も閉鎖されます。
冬期の見学は、滝を見下ろす位置にある展望台の六角堂からになります。
入り口には沢山の土産物屋があり、観光シーズンには観光客が多いです。
アクセスは、JR東日本沼田駅から関越交通バスで吹割の滝停留所下車徒歩約10分です。
自動車なら、関越自動車道沼田ICから国道120号を東に約20分です。
【観光】吹割の滝/群馬県沼田市 東洋のナイアガラの滝を鑑賞