ナズナ

 ナズナは、アブラナ科の一年草で、日本や中国などの東アジアに広く分布しています。

 春に白や黄色の花を咲かせ、種子は食用や油脂の原料になります。

 春に咲く一年草の花で、土手や歩道の片隅などに生えているいわゆる「ぺんぺん草」です。

 白く小さな花を咲かせる様子がかわいらしく、子供の頃に採って遊んだという人も多いでしょう。

 身近な草でありながら、ぺんぺん草については意外と知らないことも多いものです。

 白い花びらと黄色い花心が特徴で、別名は「花菜子(はななこ)」とも呼ばれます。

 ナズナは、日本だけでなく、アジアやヨーロッパなど世界各地に分布しています。

 ナズナは、食用や薬用にもなる植物で、若い葉や茎はサラダやおひたしにして食べられます。

 また、ナズナには利尿作用や解毒作用があるとされ、風邪や咳に効くと言われています。

 ナズナにはビタミンCやカルシウムなどの栄養素が豊富に含まれています。

 日本では七草粥の一つにもなっており、正月の朝に食べる習慣があります。

 春の訪れを告げる花として親しまれています。

 また、ナズナは土壌改良や緑肥としても利用できるため、農業や園芸にも重要な役割を果たしています。

 ナズナは日本の自然や文化に深く関わっている植物です。

 ナズナは簡単に育てられる花ですが、虫や病気に注意しましょう。

 特にアブラムシやカイガラムシには要注意です。

 花言葉は「自由」「忍耐」「逞しさ」などです。

 花の名前は、古代ローマの神話に由来しています。

 ナズナという言葉はラテン語で「鼻」を意味する「nasus」からきていて、鼻炎や花粉症に効くと信じられていたからと言われています。

 また、この花は風に乗って種子を飛ばすことから、「風に吹かれても強く生きる」という意味を持っています。

 ナズナは見た目は地味ですが、春の訪れを告げる花として、日本人の心に根
付いています。

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科・属  アブラナ科・ナズナ属
和名   薺(ナズナ)
別名   ぺんぺん草
    (ペンペングサ)
     三味線草
    (シャミセングサ)
英名   Shepherd’s purse
原産地  東ヨーロッパ、西アジア
分布   北海道から九州に
     広く分布
開花   2月〜6月頃
草丈   10〜50cm

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