オダマキ
オダマキは、キンポウゲ科オダマキ属に属する多年草です。
日本、アジア、ヨーロッパに、約70品種が自生しています。
日本には、ヤマオダマキ、ミヤマオダマキの2種が山地から高山にかけて分布しています。
ミヤマオダマキは、むしろ山野草として栽培されています。
一方、外国産のものは品種改良が行われ、園芸品種として出回っているものがあります。
オダマキは、漢字では苧環と書きます。
苧環とは、麻などの繊維を糸にしてまきつけたもののことです。
この呼称は、丸みのある花の形から連想されて付いたものです。
オダマキの英名のColumbineは、鳩のようなという意味があります。
花の形が鳩に似ていることから、オダマキは精霊を表すものとされます。
ラテン名の、アキレギアやアクイレギア(Aquilegia)ということもあります。
日本原産の代表種は、高山植物のミヤマオダマキです。
ヨーロッパ原産のものは、西洋オダマキが代表的です。
西洋オダマキは耐寒性が強く、丈夫な宿根草です。
日陰でもよく育つため、ビギナーでも育てやすいです。
草丈は30~50cmほどで、春から初夏にかけて鮮やかな花を咲かせます。
花の外側の花弁のようなものは、じつは花弁ではなく萼です。
花弁はその内側にあって、ややまとまって筒状のものです。
花弁の基部からは角状の距が伸び、萼の間から外に突き出ます。
特徴的な花姿と豊富な花色で、多くの園芸愛好家に親しまれています。
種と苗が流通し、苗は3月ごろから流通します。
種蒔きの適期は2月から3月上旬で、発芽率はよく順調なら2年目に開花します。
花期は、5月から6月頃です。
オダマキの花が終わったら、花がらや花茎を切り取りましょう。
こまめに花がらを摘むことで、長く開花を楽しめます。
花言葉は、「愚か」「必ず手に入れる」「勝利への決意」「心配して震えている」などです。
色によっても異なる花言葉があります。
「愚か」は、英名のColumbineが、道化芝居の娘の持つ杯に似ていることに由来します。
なお、ネガティブな意味だけでなく、愚直に努力を続けるという意味も込められています。
「必ず手に入れる」は、強い意志と決断力を象徴しています。
「勝利への決意」は、ヨーロッパでライオンソウと呼ばれ、ライオンの強さにあやかった風習に由来します。
「心配して震えている」は、オダマキがヨーロッパで捨てられた恋人の象徴になっていることから来ています。

科・属 キンポウゲ科オダマキ属
学名 Aquilegia
英名 Columbine
和名 オダマキ、苧環、小田巻
別名 イトグリソウ、糸繰草、
アキレギア、アクイレギア
原産地 日本、アジア、ヨーロッパ
花期 4月~6月

