マリンローズパーク野田玉川とは、観光坑道として公開中の野田玉川鉱山のことです。
マリンローズパーク野田玉川
岩手県九戸郡野田村玉川第5地割104−13
入り口では、地下420mからきたネキン地下アイドルの、マンガンボーイズが出迎えてくれます。
岩手県北部の野田村にあった野田玉川鉱山は、かつて日本有数のマンガン鉱山として活気がありました。
1905年に、久慈の兼田良人が採掘したのが始まりといわれています。
乾電池などに利用されるマンガンは単体では産出せず、マンガン鉱物として産出します。
これを採掘していたのが野田玉川鉱山で、かつて日本有数のマンガン鉱床でした。
坑道は地下420mにあり総延長はおよそ28kmあり、現在公開しているのは約1.5kmです。
岩手県の北部の北上山地には、マンガンを含む鉱物が採掘できる大小の鉱山が200カ所以上あります。
野田玉川鉱山は最大級のマンガン鉱床で、吉村石、木下雲母、原田石の3種類の新鉱物が発見されました。
中でも有名なのは原田石で、マンガンを含む希少性の高い鉱物です。
原田石は、野田玉川鉱山のほかには鹿児島の大和鉱山からしか見つかっていません。
ケイ酸塩鉱物で、緑色に鮮やかに輝く美しい鉱物です。
高度経済成長期の1960年に、選鉱場を新設し月産粗鉱3000〜4000トンを達成しました。
鉱山町には鉱山従業者の社宅、映画館などの娯楽施設もでき人々の活気にあふれていました。
1958年に地下330m(11番坑)まで掘り進めら、1968年に最下層の440mまで採掘していました。
しかし、国内の戦後復興開発が落ち着いてから業績は急激に悪化し、1972年に休山となりました。
現在は閉山していて、坑道の一部を観光用に展示利用しています。
採掘していた時の作業の様子を、機械や人形で再現しています。
バラ輝石(学名:ロードナイト)は、ここで職人により磨き上げられてマリンローズに生まれかわります。
マリンローズは地元の愛称で、海(マリン)の見える鉱山から採掘される、バラ(ローズ)輝石ということです。
ミュージアムショップてしごと屋で、マリンローズジュエリーや天然石を買うことができます。
坑道内の気温が年間通して10度前後であるため、ワインの貯蔵庫としても利用されています。
また、世界各国のさまざまな宝石の原石、鉱物、さらに化石も展示しています。
アクセスは、 三陸鉄道リアス線野田玉川駅」から徒歩約20分です。
自動車なら、三陸沿岸道路野田ICから車で約9分です。
洞窟に行ったら、そこは魅力的な洞窟だった/ぶーたんDrive&Life Vlog【くーねるあそび日記】(外部リンク)