かかしの笑い草は、埼玉県秩父郡小鹿野町下小鹿野地区にある謎の野菜販売所です。

 かかしのわらい草
 埼玉県秩父郡小鹿野町下小鹿野


 小鹿野町は、埼玉県北西部の秩父盆地のほぼ中央にある山間の町です。
 現在の小鹿野町は、明治22年に小鹿野町と下小鹿野村などが合併してできたとされていま。
 下小鹿野は、その元になった下小鹿野村一帯に相当する地区です。
 下小鹿野周辺は、主に住宅地と一部工業系用途が混在した町中心部近郊の生活エリアです。
 町全体としては、人口減少や高齢化が進んでいます。
 この付近は、周辺の広い農地の中に住居が点々としている田舎の風景になっています。
 この中で、何体ものかかしが出向かいてくれるのがこのお店です。
 下小鹿野地区は、地元の住民の数よりかかしが多いのではとさえ思える町です。
 歩き回ると至ところにかかしが置かれていて、かかしとともに暮らしている街です。
 かかしは、もともと田んぼや畑におかれていました。
 スズメなどの鳥や獣が、作物を食べないようにするために立てておく人形だからです。
 竹、木、わらなどを人型にして、服や帽子を着せて人間のように見せかけます。
 漢字ではふつう、案山子と書きます。
 これは中国の禅の書物に出てくる言葉で、日本では鳥よけ人形の意味に当てはめたようです。
 笑い草は、もともと人の失敗やおかしな行動などが周りの笑いの種になるものという意味でした。
 褒め言葉というよりみんなの笑いのタネという、少しからかい混じりのニュアンスがあります。
 かかしの笑い草の特徴は、たくさんのかかし達です。
 マネキンのものもあれば、ひょっとこ顔やおたふく顔もあります。
 着せられている服も、多種多様で、この地をカオスな場所にする重要な要素となっています。
 マネキンに囲まれている看板には、
 こんにゃく ネギ カキ菜 やさい100円 冬得やさいあり
などと書かれています。
 さらに奥の方へと進むと謎の小屋があり、
 オアシス100円 やさい・ソフトドリンク100円ショップ
などの看板もあります。
 ここにも、花模様の頭巾も被ったマネキンかかしがあります。
 奥の棚の上段には、わずかですがいくつかの野菜が置かれいました。
 そして、小屋の隣にはオール100円と掲げる100円販売機があります。
 現在のところ、詳しい成立経緯などは不明のようです。
 アクセスは、秩父市内より約10kmあり車で約15分です。

【埼玉県秩父市】地元の住人よりもかかしに会える不思議な古民家集落