津軽藩ねぷた村は、青森県弘前市にある弘前ねぷたをテーマとした施設です。

 津軽藩ねぷた村
 青森県弘前市亀甲町61

 1981年に開設され、1988年と2002年にリニューアルされました。

 青森県内のねぶた施設では唯一、ミシュラン社のミシュラン・グリーンガイド・ジャポンに掲載されています。

 施設内は、見学・体験エリアとショッピングエリアに大別され、展示施設のみ有料です。

 見学・体験エリアの開館時間は9:00~17:30まで、ショッピングエリアは原則9:00~17:00までです。

 見学・体験エリアには、弘前ねぷたの館、ねぷたの間ヤーヤ堂、古津軽展示コーナー、津軽蔵工房たくみ、津軽三味線山絃堂、日本庭園揚亀園があります。

 弘前ねぷたの館では、1977年のあすなろ国体開会式参加の大型ねぷたの実物ほか数台のねぷたがあり、常時見学可能です。
 
 弘前ねぷたのお囃子の実演や、ねぷた絵師によるねぷた絵作品のほか、津軽錦絵作家協会会員によるねぷた絵や凧絵も展示しています。

 ねぷたの内部に中に入れるようになっていて、骨組みなどの構造を実際に見ることができます。

 ねぷたの間ヤーヤ堂では、弘前ねぷたの資料展示、金魚ねぷたや干支ねぷたの製作実演および金魚ねぷたの原型モデルなどの見学が可能です。

 まぼろしの金魚といわれる津軽錦の展示や、岩木山観光協会の紹介コーナーもあります。

 古津軽展示コーナーでは、先人が残した津軽地方の厳しい季節を生き抜く知恵や暮らしを楽しむ工夫を、古の物語にして展示をしています。

 津軽蔵工房たくみでは、津軽塗・こけし・こま・津軽錦絵・津軽焼などの民工芸品の製作風景を見学可能です。

 江戸時代から残る藩の米蔵を利用した民工芸製作工房であり、弘前市の趣のある建物に指定されています。

 米倉は明治時代初期に小学校として使用された後、津軽味噌の倉として使用されていたものです。

 津軽三味線 山絃堂では、津軽三味線の資料の展示が行われています。

 日本庭園 揚亀園は、岩木山と弘前公園の老松を借景とした津軽独自の作庭方式を用いた大石武学流庭園です。

 この園は登録記念物名勝地関係となっていて、園内には弘前市指定文化財の茶室揚亀庵があります。

 12月~3月の期間は、津軽三味線生演奏と一部の民工芸品製作実演の終了時間は16時です。

 なお、各施設とも弘前さくらまつり開催期間中は営業時間を延長することがあります。

 アクセスは、JR東日本奥羽本線・弘南鉄道弘南線 弘前駅から、弘南バスで文化センター前バス停下車、徒歩約7分です。

 亀の甲町角バス停下車からは徒歩約1分です。

 自動車なら、東北自動車道大鰐弘前ICより約20分、黒石ICからは約25分です。

 津軽藩ねぷた村 村内大公開(外部リンク)