クリスマスローズは、キンポウゲ科ヘレボルス属の耐寒性多年草です。
ヨーロッパからトルコ、シリア、ジョージアと西アジアに自生しています。
クリスマスローズの仲間は総称して、ヘレボルスと呼ばれます。
ヘレボルス・ニゲルという原種の一つが、ヨーロッパのクリスマスの頃に花を咲かせます。
クリスマスローズという名前は、本来、このヘレボルス・ニゲルという原種の一つだけを指す名前です。
日本では、クリスマスの頃ではなく春先に咲く近縁種や園芸品種も、まとめてクリスマスローズと呼ぶのが一般的です。
クリスマスという名前なのに、春の花と感じます。
花の形がバラに似ていたことから、クリスマスに咲くバラという意味でChristmas roseと呼ばれました。
その名前が入ってきて、日本ではそのまま、クリスマスローズと呼ばれました。
ローズという名前がついていますが、バラ科の花ではありません。
クリスマスローズはバラ科ではなく、アネモネやラナンキュラスの仲間です。
クリスマスローズは、うつむくような姿で花を咲かせます。
可愛いらしくも寂しげで、何か想いを秘めているような様子です。
ニゲル以外の多くのクリスマスローズの開花は、本州2月~4月、東北地方・北海道などで4月~5月です。
夏は休眠状態になり、秋から春にかけ生長が盛になります。
寒い季節に少しずつつぼみが膨らんで、冬になって花が開き始めます。
種類が多く、色や咲き方のバリエーションが豊富です。
冬に咲き始めるものと春に咲くものがあり、組み合わせると庭を長期間彩ってくれます。
花びらに見える部分は、実はガク片です。
本来の花びらは退化し、蜜腺となって雄しべの周囲にひっそりと存在しています。
有茎種、無茎種、中間種、交雑種があり、さまざまな形態の品種があります。
古くから薬草としても利用され、別名、寒芍薬(かんしゃくやく)という呼称でした。
丈夫で育てやすく、和洋どちらの空間にも似合う花です。
鉢植えだけでなく、地植えもできます。
花言葉は、「私の不安をやわらげて」「慰め」「追憶」「私を忘れないで」「中傷」「不屈の精神」などです。
「私の不安をやわらげて」は、ヨーロッパでクリスマスローズは、昔、憂うつや不安をしずめる薬草として信じられたことに由来します。
「慰め」は、寂しい時期にうつむき加減で静かに咲く姿が、そっと寄り添ってくれるように見えることからきています。
「追憶」「私を忘れないで」は、うつむいて長く咲き続ける姿が、過去の思い出や心に残る人を想っているように見えからです。
「中傷」は、クリスマスローズが根などに強い毒を持っていることに由来します。
「不屈の精神」は、寒さの厳しい季節に雪の中でも強く咲くことからきています。
科・属 キンポウゲ科ヘレボルス属
学名 Helleborus
英名 Hellebore、 Christmas rose
和名 クリスマスローズ、
別名 カンシャクヤク、寒芍薬、
ハツユキコシ、初雪起し
レンテンローズ
原産地 ヨーロッパ、西アジア
花期 2月~5月