ラナンキュラスは、キンポウゲ科キンポウゲ属の多年草です。
花びらが幾重にも重なる花姿で、バラと見間違えるほどの華やかさがあります。
キンポウゲ属には500種ぐらいありますが、ラナンキュラスはラナンキュラス・アシアティクスを改良した品種です。
別名は、花金鳳花(ハナキンポウゲ)、馬の脚型(ウマノアシガタ)などです。
ラナンキュラス(Ranunculus)の語は、ラテン語のカエル(rana)から来ているとされます。
カエルが出てくるのは、花よりも葉っぱがカエルの足に似ているためです。
また、ギリシャ神話の心優しい青年「ラナンキュラス」のエピソードが由来とも言われます。
ラナンキュラスは、人柄に晴れやかな魅力があって、とても魅力的だったそうです。
原産地は、中近東からヨーロッパの東南部、特に地中海沿岸地域です。
ヨーロッパに伝わったのは、十字軍を指揮したフランス王ルイ9世だと言われます。
ルイ9世は、中東から帰国する際、母のためにラナンキュラスの原種を持ち帰ったとされます。
品種改良される前の原種は、黄色や赤色のシンプルな一重咲きでした。
そこから長い年月をかけて、現在のような多彩な品種が生まれました。
日本には、明治時代の中頃にヨーロッパから伝わったようです。
当時はあまり定着はしませんでしたが、昭和に入ってから切り花として栽培されるようになりました。
その後、鉢植えに向く品種が登場し、ガーデニング用として一般家庭にも普及しました。
2000年代に入って、世界を驚かせるような芸術的なラナンキュラスが、日本から生まれています。
花弁は鮮やかな色合いで、たくさん重なり合って華やかな色の花を咲かせます。
花の色は、赤、黄色、オレンジ、白、ピンク、紫などです。
咲き方は、一重咲きや八重咲き、アネモネ咲きやポンポン咲き、ボール咲きやスプレー咲きなどがあります。
品種改良により、色や形など変化に富んだ品種がたくさん誕生しました。
背丈は、30~50cm程度になります。
開花時期は3月~5月ですが、切花としての流通はもう少し早い1月頃からです。
2月~3月頃に流通が多くなりますので、その時期にはより多くの種類が見られます。
花言葉は、「晴れやかな魅力」「華やかな魅力」「合格」などです。
ラナンキュラスは春に花を咲かせ、多くの人に春の訪れを知らせてきました。
「晴れやか」「華やか」は、ラナンキュラスの花の華やかな様から来ています。
「合格」は、この花のポジティブなイメージから縁起の良い花言葉です。
科・属 キンポウゲ科キンポウゲ属
学名 Ranunculus asiaticus
英名 Ranunculus
和名 ラナンキュラス
別名 ハナキンポウゲ、花金鳳花
ウマノアシガタ、馬の脚型
原産地 中近東、ヨーロッパ東南部、
特に地中海沿岸地域
花期 3月~5月