ハナズオウ

 ハナズオウ(花蘇芳)は、マメ科ハナズオウ属の落葉小高木です。
 江戸時代に、中国より入って来たと言われています。
 日本での分布は、北海道、本州、四国、九州などです。
 早春に枝や幹から花柄を伴わないで、葉に先立って濃いピンク色の花芽が多く出てきます。
 そして紅赤色の蝶形の花が、木の全体をイルミネーションのように飾ります。
 周りを鮮やかに、暖かく、華やかに、本格的な春の訪れを告げるサインです。
 また、花に少し遅れて出てくるハート形の葉は、若々しくて艶があります。
 手入れが簡単なことから、庭木の他に公園などにもよく植栽されているようです。
 4月ごろには、葉より先に小さな花を枝一面に密集して咲かせます。
 東京など本州中部では、ソメイヨシノとほぼ同じ頃か、少し後ろに重なることが多いです。
 3月下旬から4月上旬あたりに、満開になることが多いです。
 春に咲く花が美しいため、庭などによく植えられています。
 早春に咲く赤紫色の花と、ハート形の葉が好まれているようです。
 別名、ハナズホウ、スオウバナ(蘇芳花)とも呼ばれます。
 明るい茶色の樹皮が美しい落葉花木で、春になると葉が出る前に赤みを帯びた紫色の小さな花を密集して枝につけます。
 和名は、花の色がマメ科の染料植物スオウで染めた蘇芳染の汁の色に似ていることが由来です。
 枝はあまり横には広がらず、ほうき状となって株立ちやそれに近い樹形になります。
 花後に展開するハート形の葉や、房なりになる豆果もかわいらしいです。
 花が散った夏、3~5cmのエンドウによく似た豆果が房状に現れます。
 そのサヤはやや赤みを帯びていますが、次第に緑色になって行きます。
 その中に、はっきりと並んで見えてくるのが数ミリ台の可愛らしい種子です。
 秋になると豆果は褐色になり、種子は地面に落ちます。
 晩冬には、寒風の中にも枝には小さな冬芽が膨らんで行き、暖かい春の到来を待ちます。
 花言葉は、「喜び」「目覚め」「豊かな生涯」「裏切り」「疑惑」「不信仰」などです。
 「喜び」「目覚め」「豊かな生涯」は、春の初めに葉より先に花がびっしりと咲き、その後にハート形の葉が茂っていく姿からきています。
 ハナズオウは、これから始まる豊かな人生を象徴する木と見なされてきました。
 「裏切り」「疑惑」「不信仰」は、主にセイヨウハナズオウに付けられた花言葉からきています。
 キリストを裏切ったユダがこの木で首をつったという、言い伝えが由来です。

科・属  マメ科ハナズオウ属
学名   Cercis chinensis
英名   Chinese redbud, Judas tree
和名   ハナズオウ、花蘇芳
別名   スオウバナ、蘇芳花、
     スオウギ、蘇芳木
原産地  中国、朝鮮半島
花期   4月ごろ

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