ロベリア
ロベリアは、キキョウ科ミゾカクシ属(ロベリア属)の一年草または多年草です。
主に南アフリカを原産とし、ロベリア・エリヌスという園芸品種は瑠璃溝隠や瑠璃蝶草としても親しまれています。
ロベリアという名前は、医師で植物学者のマティアス・ロベルにちなんでいます。
瑠璃溝隠(ルリミゾカクシ)という和名は、溝を隠すほどに瑠璃色の花が咲くからです。
瑠璃蝶草(ルリチョウソウ)は、蝶のような瑠璃色の花弁を見せることが由来です。
そのほかに、日本から中国北部原産のサワギキョウのような、直立する宿根草もあります。
日本の高温多湿には弱く夏前まで楽しむ一年草として扱われます。
他にも日本や中国などを原産とする直立する多年草のサワギキョウ(宿根ロベリア)もあり種類が豊富です。
一年草タイプは夏の暑さや冬の寒さに弱く、秋に種をまいて5月から6月に植えて楽しみます。
多年草タイプは日当たりのよい場所を好みますが、水分の多い土地を好み水辺やボーダーが向いています。
日本で主に流通しているのは、一年草のみです。
主に春から初秋にかけて花を楽しめ、開花期はたくさんの花が一斉に咲き誇ります。
花の上唇は2裂し、下唇は3裂し、その姿は蝶のようにも見えて可憐です。
ふんわりとよく分枝して、たくさんの花を咲かせる姿に目を引かれるようです。
青、水色、紫、白やピンクなどの、鮮やかな小さな可愛らしい花が蝶のような姿をして咲きます。
花のサイズは1~2cmと小さいですが、花が密集して咲き、ボリューム感があります。
花壇やコンテナを明るく演出し、遠くから見るとこんもりとした株が色の塊のようです。
また、鉢からこぼれるように育つ姿は、ブーケのようにも見えます。
春先から夏にかけて花期が最長となりますが、暑さに弱いため夏の高温期には日陰に移動させましょう。
草丈はコンパクトなものが多く、小さな花は他の植物とも合わせやすいです。
花壇や寄せ植えや鉢植えのほか、ハンギングバスケットにして楽しめます。
蒸れないように密植を避け、株元の風通しや日光の当たりを良くすれば花を多く咲かせます。
花を長く保つには、追肥や切り戻しをするとよいです。
なお、根には有毒成分であるアルカロイドを含んでいます。
手入れする際は、手袋を使用して直接触れないように注意しましょう。
花言葉は、「いつも愛らしい」「謙遜」「貞淑」「悪意」などです。
「いつも愛らしい」は、小さな花をたくさん咲かせ、その姿が丸みを帯びて愛らしいからです。
「謙遜」は、派手な色合いですが、一つ一つの花の大きさが小さいことに由来します。
「貞淑」は、青や紫の美しい花の色からきています。
「悪意」は、ロベリアが持つ毒性成分や、その美しさと毒性の二面性が由来です。

科・属 キキョウ科ミゾカクシ属
(ロベリア属)
学名 Lobelia erinus
英名 Lobelia Edging、
Lobelia Garden、Lobelia
和名 ロベリア・エリヌス
別名 リミゾカクシ、瑠璃溝隠
ルリチョウソウ、瑠璃蝶草
原産地 南アフリカ ナミビア マラウィ
花期 春先から夏

