コメツブツメクサ
コメツブツメクサ(米粒詰草)は、マメ科シャジクソウ属の一年草です。
ヨーロッパからの帰化植物で、河原や草原などの開けた場所に自生します。
日本では、1930年代に確認された帰化植物です。
原産地は、ヨーロッパから西アジアあたりと言われます。
道ばたや河原などに、群がって咲いているのがよく見られます。
その姿は雑草とは思えない可愛らしさがあり、庭で育てる人も少なくありません。
日当たりがよく、風通しのよい場所を好みます。
繁殖力が高く、厳しい環境下でも育つ植物です。
可愛らしい見た目とは裏腹に、厳しい環境下でも生き抜く力があります。
そのため、水やりや肥料は必要なく、放っておいてもどんどん増えます。
5月〜7月に花が咲き、咲き終わっても花弁は落ちません。
往々にして、コメツブウマゴヤシと間違われるようです。
どちらも黄色い花で葉っぱの形も似ていますが、花の大きさや茎、花後などに違いがあります。
コメツブウマゴヤシは葉に毛が多く、花が終わると花弁が落ちます。
コメツブツメクサの小さな黄色の花は、直径5mm~7mm程度で5〜20個が球状です。
これがまるで米粒のように見えることが、コメツブウマゴヤシという名前の由来です。
ほかに、コゴメツメクサ(小米詰草)、キバナツメクサ(黄花詰草)などの別名もあります。
花は受粉後すると垂れ下がり、そのまま乾いて残ります。
豆果は枯れた花弁に包まれて成熟し、長さ約2mmの楕円形です。
葉は3枚小葉で5mm~10mmと小さく、茎をほふくさせて大きく広がります。
草丈は20cm~40cm程度ですが、上に伸びるのではなく横に広がっていく植物です。
草原の中で、他の草に紛れるように花を咲かせています。
一般的に、コメツブツメクサは食用として扱われ、人間が口にしても毒性はないようです。
食べられるのは黄色い花の部分だけで、サラダ、麺類、クッキーなどのトッピングに使えます。
ただし、コメツブツメクサは、馬などの家畜が中毒を起こしやすい植物とされるようです。
中毒症状には、過剰な唾液分泌、舌やまぶたの腫れ、脱毛、口内潰瘍、下痢、疝痛などがあります。
とくに、馬は敏感なため注意が必要です。
花言葉は、「お米を食べましょう」と「小さな恋人」などです。
「お米を食べましょう」は、小さな黄色い花穂を米粒に見立てたことから付けられました。
「小さな恋人」は、足元でひっそり咲く小さな存在で、群れて咲く姿がより添う恋人たちのように見えることなどから来ています。

科・属 マメ科シャジクソウ属
学名 Trifolium dubium Sibth
英名 suckling clover, lesser trefoil
和名 コメツブツメクサ、米粒詰草
別名 コゴメツメクサ、小米詰草、
キバナツメクサ、黄花詰草
原産地 ヨーロッパ、西アジア
花期 5月〜7月

